エンコードツール]ではエンコードプロセスの設定を指定できます。   
ベースラインプロファイル]エリアでは、次のチェックボックスが使用できます。 
デブロッキング
このチェックボックスをオンにすると、ソフトフォーカスの効果がマクロブロックのシャープな縁部分に適用されます。[デブロッキングの強さ]スライダを使用して効果の強さを指定できます。 
メインプロファイル]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
双方向予測
このチェックボックスをオンにすると、B-VOP を使用してエンコードが実行されます。 
入力フィールド
最大連続B-フレーム
GOP で使用できる最大 B フレーム数を指定します。 
この入力フィールドは、[双方向予測]チェックボックスがオンの場合のみ使用できます。
チェックボックス
CABAC
このチェックボックスをオンにすると、Context Adaptive Binary Arithmetic Coding(CABAC)エンコード方式が使用されます。 
チェックボックス
重み付け予測
このチェックボックスをオンにすると、動き予測中に参照フレームに再度重み付けできます。これにより、特にクロスフェード中のエンコード効率が改善されます。
チェックボックス
インターレースエンコード
このチェックボックスをオンにすると、インターレースエンコードされた出力マテリアルを再びインターレースされたマテリアルとして保存できます。 
ソースビデオファイルがインターレースされている場合のみ使用できます。
高プロファイル]エリアでは、次のチェックボックスが使用できます。
8×8 変換
このチェックボックスをオンにすると、エンコーダで使用される標準の 4×4 変換が 8×8 変換に変更されます。これによって、高画質解像度による優れた圧縮が可能です。
この設定は、選択されたプロファイルによって異なります。
 
以下も合わせてご覧下さい:
エンコーダ設定
CABAC
Context Adaptive Binary Arithmetic Coding の略で、デジタルビデオファイルのエンコード方式のことです。CABAC は、H.264/MPEG-4 AVC エンコード規格に不可欠な要素です。可変長のビット文字列の代わりに、別の演算子エンコーディング方式が使用されます。この演算方式では、ビットレートを 10% から 20% に節約できます(したがって、所要量が減ります)。
GOP
Group of Pictures の略で、ビデオファイルの画像フロー内の連続した画像のグループを意味します。各動画やビデオフローは、連続した GOP で構成されています。これらから実際に目に見える画像が生成されます。
マクロブロック
マクロブロックは、16×16 ピクセルで構成されるブロックを意味し、MPEG 標準の基本単位です。マクロブロックは、動きエンコードの基礎でもあります。また、ビデオ画像の明るさと色分布に関する情報を含みます。


エンコードツール